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【総合型選抜2024年度】英検、TOEICは必須?英語の資格があると有利になる?徹底解説

総合型選抜に関しては

「英語の資格があると有利って聞いたけどホントかな」

「英検やTOEICは総合型選抜を狙うなら受験は必須?」

「英語資格が必須の学校が多いなら、総合型選抜は難しいかもしれない…」

など、英語資格や検定に関する疑問がよく聞かれます。

そこで、今回は総合型選抜に関する英語資格の扱いについて徹底解説します。

英語資格といっても、検定で得られる資格や、試験を受けて得られるスコア、特別な海外経験などいろいろありますが、以下「英語資格」で統一して説明します。

結論:全体としては、英語資格は不要なことのほうが多い(全体の必須率23.3%)

結論から言ってしまうと、全体の傾向としては、英語資格が必須となることはそれほど多くありません

実際に2023年度の有名私立大学40校1234方式の総合型選抜試験を確認したところ、英語資格が必須となっている学部・学科は23.3%、任意提出は12.6%でした。(国立大学では必須が11.4%、公立大学では25%となっています。)

ですから、全体としては英語資格が必要ないことの方が多いです。

英語資格について募集要項で言及がないなら、気にしなくてOK

多くの大学で英語資格は不要であるといっても、「そうはいっても、やっぱり英語資格を持っている方が有利なんじゃないの?」と不安に思う人もいるかもしれません。

もちろん英語資格は持っているに越したことはありません。しかし、大学の募集要項に全く記述がないのであればあまり気にする必要はありませんから、安心してください。

国際学部や外国語学部などでは英語資格が必須になりやすい

当然ながら英語資格が必要かどうかは大学・学部によりますが、英語資格が必須となることが多い学部や学科もあります。それは、入学後に英語を活用することが必須となっている学部。

具体的には、国際教養学部などの「国際~」「グローバル」とつく学部や外国語学科などです。また、文学部の外国文学などでも英語資格が必須になっていることがあります。

これらの学部では外国語の能力が必須ですから、多くの総合型選抜で英語の力が求められます。こうした学部に総合型選抜で進学したいと考えている人は早めに対策をして資格取得・検定の受検を進めておきましょう。

必須ではないが、資格を持っていれば加点されることも

大学によっては「提出は任意だが、英語資格やスコアがある場合は試験の点数に加点をする」としている大学もあります。こうした大学ではやはり英語資格を持っているのが有利ですし、多くの生徒は資格を取ってくるでしょうから、資格をもってないと相対的に不利になるでしょう。他にも「英語資格がある場合は一次試験を免除」などの優遇措置を取っていることもあります。

また、総合型選抜では志望理由書や自己推薦書、活動報告書といった書類を提出し、ここで自己PRをすることになります。そして、英語力や英語の資格・検定を取得していることはもちろん一つのPRポイントとなるので、英語資格はもちろんプラスに働きます。

ですから、資格を持っていることは無駄になりませんし、持っている場合は活用しましょう。

資格等は不要でも、英語力を証明できる必要がある場合もある

また、大学によっては、資格等は出願要件にはいっていないものの、「一定の英語力を有する者」といったあいまいな要件を書いてある場合もあります。

他にも、試験の内容に英語を使った口頭試問や面接があることもあるので、募集要項に英語資格が必須と書いていない場合でも、英語力が必要な試験内容がないかなどはチェックしておきましょう。

総合型選抜で利用できる英語資格は英検®、TOEIC®を中心にたくさんある

では、英語資格が必要とされる大学・学部の場合は、どのような資格が必要になるのでしょうか。

英語の資格や検定といっても、世の中には様々な検定があります。総合型選抜に利用できる資格や検定にはどのようなものがあるのか把握しておきましょう。

学校によりますが、英語資格として利用できるものの主なものは以下になります。

  • 英検®(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む)
  • TOEIC® Listening & Reading 公開テスト
  • TOEIC Bridge® 公開テスト
  • TOEFL iBT®テスト(TOEFL iBT® Home Editionを含む)
  • IELTS™(Academic Module)
  • GTEC®(4技能)
  • TEAP(R+L)
  • ケンブリッジ英語検定

基本的に、利用が可能な資格・検定であればどれを提出しても問題ありません。

この中でも、高校生として一番なじみがあるのは英検®ではないかと思います。また、TEAPは大学受験生のために開発された試験ということで活用する大学が増えていますし、TOEIC®も有名な試験なので、一般的には英検®やTEAP、TOEIC®の資格を提出する受験生が多い傾向があります。

取得スコアの目安は大学受験レベル=必ずしもハイレベルな英語力を求めていない

最低限出願に必要なスコアの目安としては、英検®であれば準2級、TOEIC® Listening & Readingであれば500点程度と、大学受験生であれば頑張れば取得できるレベルに設定されていることが多いです。

ですから、英語の資格が必要な場合も、いまから勉強して受検すれば間に合う可能性はあります。英語資格が出願条件だからといってあきらめる必要はありません。

もちろん、より高いスコアを求める大学もありますし、英語で会話ができることを求める大学などもありますから、受験資格はしっかり確認しましょう。

英語資格が必要な大学、不要な大学はソゴセバサーチで検索できる

ソゴセバサーチでは、総合型選抜で受験できる大学を条件指定して検索することができます。

指定できる条件は「英語資格の要・不要」はもちろん、「所在地」「評定平均が指定されているか」「専願が必須か」「浪人生でも受験可能か」「出願・試験・合格発表の時期はいつ頃か」など多岐にわたります。

そのため、自分の希望の条件で受験できる大学をピンポイントで見つけることができます。自分が受けられる大学がどれくらいあるのか気になる人、受験校がまだ決まっていない人は是非活用してみてください。

検索はこちらからできます。