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【2024年最新版】総合型選抜に向いている人と、向いていない人の決定的な違いとは?

総合型選抜という入試方式があることを知ったものの

「自分でも受験できるのだろうか」

「自分は受かる可能性があるだろうか」

と悩んでしまいますよね。

そこで、この記事では総合が選抜に向いている人、向いていない人はどんな人なのかを徹底解説していきたいと思います。

総合型選抜を是非活用すべき人(こういう人たちのために総合型選抜がある)

ある分野について強い意欲があり、大学でもその研究がしたいと考えている人

多くの大学の募集要項では、「〇〇学の内容に強い意欲を持っているもの」「〇〇について興味を持ち、高校時代から何らかの取り組みをしてきたもの」などの条件が書かれています。これは、当たり前のことではありますが、大学側は入学後の学ぶ意欲を重視していることを表しています。

総合型選抜では志望する分野に対する学びの意欲が非常に高く重視される傾向があるので、入学後に学びたいことが明確で、それに対して興味があってたまらない、という人は総合型選抜でも合格しやすくなります。

こうした熱意の有無は思っている以上に面接官などには伝わっていて、意外とごまかしがきかないものです。しかし、意外とそこまで強い情熱を持てている受験生というのは多くありません。ですから、入学後の学びに対して興味や意欲があるというのは、それだけで周りの受験生に対してかなりのアドバンテージを持っています。

そもそも、総合型選抜はそのような意欲を持った受験生を選抜するための試験でもあります。こういう人は是非総合型選抜を活用してください。

強く志望している大学があり、その大学に行く理由が明確な人

そもそも総合型選抜とは、学校が自身の大学の理念に合う生徒を合格させるための試験であり、大学に「この受験生に入学してほしい」と思わせられた人が合格となります。

ですから、強い熱意をもってその大学に志望していることが伝われば非常に評価が高くなり、合格しやすくなります。

ただし、その際に大事なのは、「なぜそこまでその大学に進学したいのか」ということを明確に説明できることです。「大学名のブランド力が高いから」「偏差値が高いから」といった理由ではもちろん評価は上がりませんし、「それって別の大学でもいいよね?」と思われてしまうような理由でもいけません。

「自分の夢や自分の学びたいことのためにはこの大学へ行かなければいけないんだ」という強い思いがあり、それを人に説明できるだけの熱意がある人は、総合型選抜を是非活用していくべきでしょう。

総合型選抜に向いている人(合格しやすい人)の特徴

先ほどは、想いの面に注目して、総合型選抜を利用するべき人について説明しました。とはいえ、強い想いをもっているだけでは合格はできません。

今度は、能力面に注目して、総合型選抜に合格しやすい人はどんな特徴や能力を持っている人なのかを見てみましょう。

コミュニケーション能力が高い人

総合型選抜では、面接やプレゼンテーション、グループディスカッションなど、面接官やほかの受験生とコミュニケーションをとる必要のある試験がほぼ確実に入ってきます。大学側が直接入学させたい人を見極める試験のため、これは当然ですよね。

そうなると、当たり前ですがコミュニケーション能力の高い人は有利になります。愛想が良いことやハキハキしていることは当然として、受け答えがしっかりしていて、自分の考えを相手に伝える能力があることが重要となります。

学校外で人とは違う特別な経歴を持っている人

総合型選抜は学科試験で測れない能力や人間性を測る試験なので、学校での生活以外で特別な経験を持っていればそれは一つの武器になります。スポーツに打ち込んできた経験や、音楽や美術など、芸術活動に打ち込んでいた経歴がある人は、それだけで一つの評価対象になります。

芸能人が総合型選抜で有名大学に入学していることがよく話題になりますが、芸能人はその芸能活動を特別な経歴として武器にして入学しているわけです。

特に、そうした経歴が大学に入って学びたいことにやその大学を選択した理由につながっている場合はかなり高い評価を得られるはずです。

学校内で生徒会活動などをしていたり、先生からの評価が高かったりする人

総合型選抜は推薦型選抜とは異なり、学校からの推薦は必要ありません。しかし、学校によっては出願条件に評定平均を定めていることがありますし、高校生活の内容は選抜に影響しないとしている場合も、基本的に調査書自体は提出しなければなりません。

やはり学内活動を頑張った人や、学校の先生からの評価が高い人は大学側の心証も良くなります。調査書の内容は選抜に直接影響しないとしても、大学の関係者の心証が良ければ、面接などの際に少し良い先入観を持ってもらえていたり、面接の話題にも事欠きませんから、なにかと良いことが多いです。

また、そもそも素行が良かったり学校の先生に気に入られたりしている人は、やはり大学の面接官にも気に入られることが多いですし、学力も低くないことが多いでしょう。ですから、高校生活を頑張った人、先生からの評価が高い人は合格しやすいといえます。

総合型選抜に向いていない人(合格しづらい人)の特徴

論理的に思考するのが苦手な人

物事を感性的にとらえる力はとても重要なものですが、大学での学びの根幹となるのは論理的な思考力です。そのため、総合型選抜に限らず、現在の大学入試では論理的な思考力が重視されています。

論理的な思考力は他者とコミュニケーションする際にも正しく考えを伝え合うのに重要な能力です。一般選抜の際は丸暗記や感覚でなんとか問題が解けることもあるかもしれませんが、面接などの試験では、論理的な受け答えができないと印象や評価が低くなりがちです。

相手に自分の想いや人間性を伝えるのが苦手な人

端的に言うと、コミュニケーションが得意ではないタイプの人は、総合型選抜での合格は少し難しいでしょう。先述の通り、やはり相手と対面でコミュニケーションをとることがカギとなる試験が非常に多いからです。

「私、向いていないから」と言ってあきらめるのはまだ早い

ここまでの内容を読んで「総合型選抜は自分には向いていないかもしれない」と思っても、すぐにあきらめるのはもったいないです。

論理的思考力やコミュニケーション能力は練習や勉強をしていくなかで向上させることができますし、それを向上させるために専門塾があるので、少し不安がある場合も、一度専門塾に相談してみましょう。

「あまりやる気が出ない」という場合も、受験が近づいてきたり、大学に実際に見学に行ったりすると急にやる気が出てきたりもするので、総合型選抜という選択肢はすぐには捨てずに持っておいてもいいのではないかと思います。

とはいえ、どうしても向いていないと思ったら一般選抜に集中するのも一つの選択肢

とはいっても「やはり総合型選抜には向いていない」という風に思うなら、総合型選抜での受験はあきらめて一般選抜に集中するのも一つの前向きな決断でしょう。

総合型選抜に本気で合格するにはやはりそれなりの対策をすることが必要になってきますから時間が必要になります。面接がどうしても苦手なのに無理をして練習して気持ちが落ち込んでしまっては逆効果ですし、その時間を一般選抜の勉強にあてた方が自分にとっては良いと思う場合は、それも一つの戦略でしょう。