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【2024年度版】総合型選抜の専門塾って実際どう?失敗しない選び方を徹底解説

「総合型選抜の専門塾って、そもそもどんなところ?」という疑問が湧いている人も多いと思います。

総合型選抜の専門塾は塾業界全体からすると生徒数は多くありませんし、身近に通っている友人が少なくて情報が手に入らないということもあるでしょう。

このページでは、そんな総合型選抜の専門塾とはどんな塾なのかということや、塾を選ぶ際のポイントを徹底解説していきたいと思います。

専門塾は、一般の塾は持っていない対策のノウハウを持っている

まずそもそも、なぜ総合型選抜の塾に通う必要があるのかということですが、ほとんどの一般塾は、総合型選抜の対策ノウハウをもっていないからです

総合型選抜は選抜内容が多様な上に特殊なため、どういう生徒が評価されるのか、どうすれば合格に近づけるのか、といった点も他の選抜とは異なります。しかも、一般選抜に比べて各大学の選抜内容についての詳しい情報もあまり出回っていません。そのため、総合型選抜は専門のノウハウがないと対策できないのです。

しかし、一般の塾ではそもそもそうしたノウハウが蓄積されていません。

総合型選抜は一般選抜と比較すると受験者数が少ないため、一般の塾ではそれほど力を入れて情報収集していないのが現実です。しかも実際に総合型選抜を受験した生徒も少ないので、そこから得られる情報などを蓄積できていないことが多いというわけです。

総合型選抜の専門塾では、過去に受験した生徒のデータを豊富に蓄積しており、

  • 「この学校ではこういう試験が出題される」
  • 「こういう生徒が評価される」
  • 「こういう勉強をしていたら合格できる」

ということを知り尽くしています。この情報量の差は合否に直結します。

専門塾でしか対策できない試験がある

総合型選抜で課される試験には、学校や一般の塾では対策できないものが複数あります。

プレゼンテーションやグループディスカッションなどは普通の塾では対策してくれないでしょう。対策には手間がかかるので、学校でも力を入れてくれないことがほとんどです。

しかし、専門塾であれば、そうした特殊な試験にも対応してくれます。

授業形式=1対1を基本に、他生徒との合同授業やグループディスカッションも取り入れている

総合型選抜は学校や学科によって内容が全く違う上、生徒の個性を把握して対策することが必須であるため、生徒一人一人にあわせた授業を行う必要があります。

そのため、基本的に専門塾では個別指導の形式を取るのが普通です。(もちろん、集団授業を基本とする塾もあります)

しかし、グループディスカッションなど、生徒同士で交流させる試験も増えてきている今、個別指導だけでは対応できない部分もあります。そうした試験内容にも対応できるように、グループでの授業を併用している塾もあります。こうした柔軟な授業の組み立ても一般の塾にはなかなかない部分ですね。

総合型選抜を目指す仲間と交流ができる

総合型選抜での合格を目指す受験生の多くが抱える悩みが「周りに仲間がいない」というものです。学校で「周りに総合型選抜を受験する友達がほとんどいない」ということは多く、悩む人が多いんです。

場合によっては「みんな受験に向けて勉強しているのに、あの子は勉強もせずにボランティア活動をしている」「グループディスカッションの練習なんかして、変だ」といった目で見られてしまうこともあったりして、孤独に受験対策をすることになることもあります。

総合型選抜の専門塾であれば、同じように総合型選抜を目指す仲間を見つけ、交流する機会も多く得られます。受験において、励ましあったり情報交換したりできる友人の存在は非常に大切なもの。同じ総合型選抜を目指す他の生徒との交流は試験対策という意味合いだけでなくモチベーションアップにも効果があります。

単なる試験対策とは異なる、独特な授業を実施する塾が多い

総合型選抜では、一般選抜にはない特殊な試験が実施されることがあり、大学によって独自の試験が課されることも多々あります。このような試験に対しては付け焼刃で対策したり、パターンを覚えて対策したりすることはあまり効果がなく、本質的な思考力や人間力が試されます。

そのため、思考力や人間力を鍛えるために、普通の塾では考えられないような講座を開催する塾も多くあります。例えば、大学の教授やメディアで活躍する著名人を呼んでのディスカッションや、フィールドワーク実習などです。

これらの活動は生徒の思考力や人間力を高める効果もありますし、学びへの意欲を上げる効果があります。

また、これらの活動は活動実績や受賞歴などにも活かすことができます。こうした授業は総合型選抜専門塾ならではのものです。

総合型選抜の専門塾が対応する主な受験対策12選

以下が総合型選抜の専門塾で行っている指導の主なものです。

ほとんどの塾では、以下の内容を中心に、総合型選抜で必要な基本的な対策はなんでも対応してくれます。しかし、塾によって得意な分野が異なったり、対策できなかったりする分野がある場合もあります。塾選びの際には必ず事前にチェックをしましょう。

1. 自己分析、志望校の相談

総合型選抜は大学とのマッチングが最重要となる試験です。

志望校のアドミッションポリシーが自分の性格や学びたいこととうまく合致していないと合格は難しいですし、入学した後も苦労することとなります。

専門塾では面談や授業の中でその生徒の特徴や興味を見極め、これまでの実績やノウハウをもとに「どういった大学が向いているのか」「どういった大学なら合格率が高いのか」といったことを生徒ごとに提案してくれます。

「自己分析と志望校の検討くらい自分でできるよ」と思う人も多いと思いますが、人というのは自分のことは思った以上にわかっていないものです。また、全国の大学の特徴や総合型選抜ことを知り尽くしている受験生も少ないでしょう。

プロによる客観的な分析と提案は新しい視野を開いてくれます。実際に、専門塾に入った後で本当に行きたい志望校が見つかったという生徒は多いのです。

もちろん、完全に志望校が決まっているひとはそれでよいと思いますが、何となく志望校を決めていた人、志望校に迷っている人は一度相談してみるといいでしょう。

2. 出願書類作成

総合型選抜の出願書類は事務的なもの以外にも多くあります。自己PRや志望理由書、課題などを提出する必要があり、その内容は合否に直結することがほとんどなんです。つまり、出願書類作成の時点で選抜が始まっているというわけです。ですから「たかが書類」と思わずに、真剣に取り組む必要があります。

自己PRや志望理由書などは簡単に書けそうに思いますが、実は多くの受験生はいざ書こうとすると「何を書けばいいのか分からない」「どういう志望理由書が高得点になるのか分からない」と悩んでしまい、出願直前までずっと書き直し続けているという状況に陥りがちです。

専門塾であれば「総合型選抜で評価の高い書類」という観点から書類作成を手伝ってくれますし、事務手続きに必要な書類等に関してもアドバイスをもらい、スムーズな書類作成が可能です。

3. 評定(内申点)・定期テスト対策(主に高1・2生)

総合型選抜では評定平均の評価が必要になる大学も一定数あります。そこで、学校での評定平均を上げるための対策も実施しています。

具体的には内申点を上げるための学校での生活態度といった部分の指導から、定期テストの試験対策を実施します。

評定平均は高校一年生から三年生の一学期までの成績が利用されるので、評定に関する指導を受けたい場合はできるだけ早く塾に通い始める必要があります。

4. 面接対策

面接なら、学校や一般の塾でも対策してくれることがあります。しかし、大体同じようなことを聞かれる推薦型選抜などと違い、総合型選抜の面接は形式も聞かれる内容も評価されるポイントも学校・学部によって様々。面接の内容は細かく公開されていないことがほとんどなので、過去の受験生の情報などを豊富に持つ専門塾でないと総合型選抜の面接対策は意外と難しいのです。

ですから、一人一人の志望校に合わせた総合型選抜の面接指導は専門塾でないとなかなかできません。

5. グループディスカッション対策

グループディスカッションは総合型選抜の試験として採用率が高まっている試験ですが、これはまさしく専門塾でしか対策できない試験と言えるでしょう。

本気で総合型選抜を受験する受験生を何名も集めることが、一般の塾では難しいでしょうし、グループディスカッションの内容を正しく評価して生徒に指導できる先生は非常に限られています。

グループディスカッションを課す大学を本気で目指すなら専門塾の利用は必須だと思った方が良いでしょう。

6. プレゼンテーション対策

プレゼンテーションも実施校が増えてきている選抜方法の一つですが、評価のポイントがわかりづらく、指導が難しい選抜方法でもあります。

長年受験生を送り出してきた専門塾のノウハウなしではなかなか対策ができない試験といえます。

7. 小論文・講義とレポート作成の対策

小論文やレポート作成に関する試験対策ももちろん実施しています。基本的な小論文であれば一般の塾でも対策可能ですが、講義を聞いてのレポート提出など、特殊な形式の場合も専門塾なら対応してくれます。

8. 学科試験対策(科目試験・総合問題など)

学科試験なら一般的な塾でも指導ができそうなものですし、実際、大学によっては一般選抜と同じような問題が出題される大学があります。

しかし、多くの大学では単純な科目試験というよりは論理的思考力を問う総合問題など、総合型選抜独自の問題が出題されることがあり、その場合は専門の対策が必要になります。

9. 実技試験対策

建築学科のデッサン試験など、学部によって科されることの多い実技試験には、専門の講師がいて指導してくれる塾もあります。

10. 資格対策(英語資格など)

英検などの英語の資格を中心に、総合型選抜の出願や試験に必要な資格対策も対応してもらえます。

11. 試験だけでなく、特別な体験や留学に関する指導を実施する塾も

総合型選抜では、高校在学中の社会体験や留学などといった体験も評価の対象になったり出願の対象になったりします。

なんと、総合型の専門塾ではそうした体験に関するサポートも実施してくれる塾も多くあるんです。塾生がみんなでボランティア活動などの社会活動を行ったり、独自のコネクションを使ってインターンを体験できたりと、独自で面白い活動を主催しているのです。

こうした課外活動に関する内容がその塾の特色となっている場合もあります。これはまさに専門塾にしかできない内容と言えるでしょう。

専門塾を選ぶ際のポイント

塾を選ぶ際には専門塾でも普通の塾でも同じようにチェックすべきポイントがあります。例えば、先生との相性や合格実績、塾の評判などですね。しかしまた、総合型選抜の専門塾を選ぶ際には普通の塾とはまた違った観点も必要になります。

ポイント1 志望校や似た受験条件(試験内容、必要な資格・経験など)の学校で合格実績がある塾を選ぶ

総合型選抜は学校ごとに試験内容が異なります。そのため、塾全体の合格実績を見るだけでなく、 自分の目指す大学や学部、同じような条件で受験できる大学の合格者数を確認するようにしましょう。

とにかく、自分の目指す大学に合格する方法を知っている、ノウハウを持っている塾を選ぶことが非常に重要です。

ポイント2  特殊な試験対策が必要な場合は、その試験にも対応可能な塾を選ぶ

総合型選抜の試験内容は大学や学部ごとに大きく異なり、その内容も多岐にわたります。自分に必要な対策ができる塾なのかどうか、しっかり確認しましょう。試験内容が多岐にわたる分、あまりに特殊な試験だと対応できない塾がある可能性もあります。

ポイント3  志望校で必要な対策に合わせてオンライン・対面、個別指導・集団指導を選ぶ

総合型選抜の試験は多種多様なので、オンラインのみでも対策可能なもの、対面での授業で対策したほうがいいものがあります。

志望校の試験がオンラインのみでも対策可能な内容の場合は、地元以外の塾でもオンライン受講できる可能性がありますから塾の選択肢は広がるでしょう。また、二次試験をオンラインで実施する大学も一部あり、そうした大学を対策するにはオンラインでの授業にも対応してくれる塾がいいでしょう。

逆に、プレゼンテーションなど、できるだけ対面で対策した方がいい試験の場合は、オンライン完結は避けた方がいいでしょう。

また、基本的に総合型選抜は個別指導で一人一人の志望校に合わせた指導を行うことになりますが、集団面接などの練習は一人ではできません。

そのため、完全に個別指導しかない塾では対応できない試験内容も出てきます。自身の志望校の試験をよく理解したうえで、必要な授業形式にあった塾を選ぶようにしましょう。

自分の希望に合う専門塾を探してみよう

ソゴセバサーチでは、総合型選抜に特化した塾のみを検索することが可能です。

所在地、対応している学年、対策できる内容などを細かく指定して検索することができるので、自分の希望に合った塾を探すことが可能です。

各塾のページには各塾の強みや合格実績など、塾選びに必要な情報が豊富に載っているので、是非それらを参考に自分に合った塾を探してみてくださいね。

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