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総合型選抜の面接対策にAIをどう使う?2つの使用例と注意点を紹介

総合型選抜の面接は一度きりのチャンスということもあり、非常に緊張するものです。

また面接官から何を聞かれるかわからないといったことで不安を抱く受験生の方々も多いのではないでしょうか。

面接は、小論文といった筆記試験と比べると瞬発力や瞬時の発想力が問われる試験になっています。だからといって何も対策をせず身一つで本番に望むというのはあまりにも無謀です。瞬発力などが重要だといっても、結局のところ事前準備や練習が面接の成功のカギになります。筆者自身、早稲田大学の総合型選抜を受験する際は、この記事のように生成AIを多角的に面接で活用することでどんな質問にも的確に回答できるようにしていました。

面接の対策を綿密に行う際、生成AIは受験生の大きな助けになることができる存在です。正しい使い方を踏まえたうえで、自身の面接対策に合ったプロンプトを生成することで、あなたは繰り返し練習を行うことができるようになります。

本記事では、総合型選抜の面接対策を行う際に生成AIをどのように使用するべきか、具体的なプロンプトや注意点を丁寧に解説していきます。

生成AIを用いた面接対策が有用な理由3選

理由1:多種多様な質問を多く想定できる

面接に限らずすべての入試は一発試験となっています。そのため、面接を受ける受験生は事前に複数の質問パターンをシミュレーションし、回答を考えておく必要があります。そのために先生や講師などと繰り返し面接練習を行うことが重要なのですが、生成AIは人が想定するものの質問パターンも複数提示してくれます。例えば、面接官の役職や「面接官のスタンス(圧迫気味、好意的、論理重視など)を指定すれば、それぞれの立場から聞かれそうな質問を瞬時に提供してくれるのです。人間一人の想像力には限界がありますが、膨大なデータを学習している生成AIであれば、多様なアプローチで質問を投げかけてくれます。 

加えて、生成AIが提示してくれる質問量はほぼ無限と言っていいでしょう。生成AIに新たな質問を作るようお願いするだけで、生成AIは瞬時に10問でも100問でも質問を作成してくれます。

とりあえずよく聞かれる質問の対策はできたと思った後に生成AIに尋ねることで、自分一人だけでは思いつかなかった質問の対策もできるようになるのです。筆者も受験の際、生成AIを用いて面接の質問を200問以上を想定し、それぞれに対する回答を準備していました。

理由2: 時間を問わず何度でも練習できる

面接練習を対面で行うには、身近な先生や講師などに時間を作ってもらう必要があります。そのため、他の生徒とのスケジュールの兼ね合いなどの問題で十分な回数面接対策できない場合があります。せっかく自分は前もって面接練習をするつもりでいたのに、スケジュールが合わないから…という理由だけで練習を諦めてしまうのは非常にもったいないです。

しかし生成AIを用いることで時間を無駄にすることなく何回も面接練習を行うことができます。24時間365日自分が練習したい時間に端末一台さえ持っていれば、どんな環境でも面接練習をすることができるのです。通学中や夕食後など、1日のスキマ時間にも練習ができるので、日々の習慣として面接対策を組み込めるのも大きな魅力です。

一分一秒の勉強時間を大事にしたい受験生にとって、時間を気にする必要がないということは非常に大きいアドバンテージになるのではないのでしょうか。

理由3:フィードバックを即座にたくさん得られる

また、大量のフィードバックを即座に受けられるのも生成AIを用いた面接練習の魅力と言えます。受験生が望めば、どんなに細かいところまでも生成AIはフィードバックを行ってくれます。例えば、特定の質問に対してのフィードバックを聞きたい場合はその旨を生成AIに尋ねればよいですし、受験生の回答をもとに生成AIは改善案までも提示してくれます。

学校の先生や塾の講師であったとしても詳細で正確なフィードバックを得ることはできますが、生成AIを用いた場合、受験生が提示した膨大な情報量を基に際限なくアドバイスを送ることができるのです。

面接対策での生成AIの利用方法2選

①. 想定される質問の洗い出し

面接では、よく聞かれるような定番な質問をされる場合もあれば、あまり聞かないような予想外の質問をされる場合もあります。どのような場合でも堂々と自分の考えを面接官相手に話せるようになるには、事前の準備が欠かせません。そしてその一つとして、可能な限り多くの質問パターンを想定しておくというものがあります。

筆者自身も受験生時代、少なくとも100個の質問例に対しての回答を準備していました。その際も利用したのが以下のプロンプトとなります。

■想定質問の洗い出し用プロンプト例


〇〇(あなたの志望理由書や自己PR書をpdf等で貼り付ける)

# 目的

あなたは総合型選抜の面接対策を行っています。提示する【大学・学部の情報】と【私の志望理由書】を分析し、本番の面接で想定される質問を、これまでに提示していないものを新たに30個作成してください。

# 出力構成

質問は以下の4つのカテゴリに分類し、それぞれ「基本質問」と、私の提出書類や大学の特徴に深く踏み込んだ「深掘り質問」に分けて列挙してください。

1. 志望動機に関する質問
2. 高校時代の活動・自己PRに関する質問
3. 将来の展望・専門分野に関する質問
4. 変化球・臨機応変さを問う質問

# 質問作成の条件

– 各質問には【質問の意図・面接官がチェックしているポイント】を簡潔に添えてください。
– 大学のアドミッション・ポリシーや学部のカリキュラムの特徴(他大学との違いなど)を突くような質問を必ず含めてください。
– 志望理由書に書かれているエピソードやキーワードの「矛盾」や「具体性の不足」をあえて突くような質問も入れてください。

# 【入力データ】

#1. 受験大学・学部情報

– 大学名・学部名: [例:○○大学 △△学部]
– アドミッション・ポリシー:

【ここに大学のHPなどからアドミッション・ポリシーを貼り付け。学部HPの該当リンクでも良い】

#2. 学部の特徴・カリキュラム(任意):

【ここに学部の強みや特徴、特色ある講義などを貼り付け。学部HPの該当リンクでも良い】


このようにあらかじめ質問を複数想定しておくことで、本番の際も焦ることなく本来の実力を発揮することができるようになります。

②音声入力を用いた実践演習

面接の最も効果的な対策は、やはり実戦経験を積むことと言えます。実際に口に出して練習をしてみないと、話そうとしていたことがどのくらいの時間になるのか、自分がどの内容を話すときに詰まりやすいのかといったことを知ることができません。また、話すことが得意でない人は、せっかくの自己アピールの機会を十分に活かすことができないかもしれません。

そのような場合にも生成AIは非常に便利な存在です。例えばgeminiに以下のようにプロンプトを送信してみてください。

手順1:以下のプロンプト例をgeminiに送信する
手順2:geminiから面接質問がされたら、音声入力機能を用いて回答を始める

■面接対策用プロンプト例(geminiを用いる場合)


〇〇(あなたの志望理由書や自己PR書をpdf等で貼り付ける)

# 目的 

私は総合型選抜の面接対策を行いたいです。あなたが「大学の面接官」となり、私が提出する志望理由書や大学の情報に基づいた本番さながらの模擬面接を行ってください。 このやり取りはGeminiの音声(録音)機能を使って、実際の面接と同じように口頭での会話形式で進めます。 

# 面接官のルール

 1. 最初に「それでは面接を始めます。受験番号と氏名、志望学部を教えてください」とだけ発言し、私の回答を待ってください。
 2. その後は、私の回答に対して1回につき1つだけ質問をしてください。実際の面接のように、志望理由書の深掘りや、私の回答に対する追加質問(理由や具体性を問う)をお願いします。
 3. 一度に複数の質問をしたり、長文の解説やアドバイスをはじめに挟んだりしないでください。
 4. 私が「フィードバックをお願いします」と言うまでは、面接官のキャラクターを崩さずに質問を続けてください。 

# フィードバックのルール(面接終了後)

 私が面接の終了を指示したら、面接官から「アドバイザー」に交代し、以下の項目について客観的なフィードバックを複数伝えてください。またその際、私の具体的な回答を提示したうえでフィードバックを行うようにしてください。

 ・良かった点(志望理由書との整合性、熱意が伝わった部分など)
 ・改善点と具体的な修正案

#大学の情報

〇〇(志望大学のアドミッションポリシーやカリキュラムの特徴を貼り付ける)


このようにプロンプトを活用することで、あなたは繰り返し面接練習を行う事が可能になります。学校の先生や塾の講師の方にお願いしないと練習が行いづらいといった面接対策の難しさを、生成AIを用いることでカバーできるようになります。

生成AIを用いた面接練習で気を付けるべきこと2選

①. 回答の丸暗記はNG

生成AIを用いた面接対策では、生成AIは優れた回答例を提示してくれることがあります。そのような回答は、内容に整合性があり一見とても良いもののように思えます。

しかし、その回答をそのまま暗記し本番で話すことをしてはいけません。面接のプロである面接官は、覚えた文章を復唱しているという部分に敏感に反応するため、面接官の印象も決して良くはないのです。また、そもそも1つの質問に対する回答を丸暗記したところで、本番その通りの質問が投げかけられるとは限りません。

そのため、受験生のみなさんは回答の仕方を覚えるようにしてください。このようなタイプの質問が問われたときにこういった形で答えよう、といった自分なりの型を持っておくことで、どんな質問が来たとしても柔軟に対応することができるようになります。

②. 話し方や表情などの練習はできない

また、生成AIを用いた面接対策では非言語コミュニケーションの練習ができないという事も押さえておかなければなりません。非言語的コミュニケーションとは、姿勢、座り方、話すときの口の動かし方、表情など、言葉以外で相手に伝わるものです。生成AIはあなたの口頭の回答を詳細に評価してくれますが、まだ表情を読み取るといった機能は誰もが無料で使えるものではありません。

そのため、生成AIを用いるだけでなく、学校の先生や塾の講師といった人を相手に受け答えをする面接対策も必ず行うようにしてください。彼らは、あなたが気づいていない、表情や姿勢の癖といった細かい部分も詳細に評価してくれます。

またパソコンやスマートフォンを相手に話すのと、実際の人を目の前にして話すのとでは、やはり緊張感や雰囲気が大きく異なります。本番になって初めて人を相手に面接を行う、といった事態にならないように、対人の面接練習もしっかり行うようにしてください。

生成AIを用いた練習で面接に慣れよう

総合型選抜の面接において、事前準備の量と質が合否を分けることは言うまでもありません。その点、生成AIは「24時間いつでも何度でも練習相手になってくれる」「多種多様な質問や深掘りをしてくれる」という点で、受験生にとって非常に心強い道具になります。

ただし、AIを賢く使いこなすためにはいくつかの注意点も存在します。最も避けるべきなのはAIが提示した優れた回答をそのまま丸暗記してしまうことです。また、面接官に与える第一印象を左右する表情や姿勢、目線といった非言語コミュニケーションは、AI相手の練習だけでは補えません。

AIを活用して徹底的に質問の洗い出しや口頭でのアウトプット練習を行い、同時に対人の面接練習も行うようにしてください。このような万全の準備が、本番のあなたを必ず支えてくれるでしょう。

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