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総合型選抜対策のための高3の自己分析にAIをどう使う?使用例と注意点を紹介

総合型選抜を受験する学生は高校3年生の序盤に、自分が高校生活で何をしてきたのかという事を振り返り、自身の強みを見つける自己分析を行う必要があります。例えば部活動の経験や探究学習の実績、コンクールや大会への出場経験など、受験生によって強みとなるものは各々異なります。しかし、

自分には使えそうな実績がない…

周りの人と比べて実績が見劣りしてしまいそう…

そのように考えている受験生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし実際には、総合型選抜で評価されるのは何をしたかだけではありません。その経験から何を学び、どのように成長し、それを大学でどのように活かしたいのかまで説明できることが重要です。たとえ全国大会への出場経験や有名な受賞歴がなくても、自分自身を深く分析し、自分だけの強みや価値観を言語化できれば、試験官に十分に評価される可能性があります。

とはいえ、自分一人で自己分析を進めることは決して簡単ではありません。

どの経験をアピールすればよいのか判断できない
志望理由と高校時代の経験がうまく結び付かない

といった悩みを抱える受験生は多くいらっしゃいます。そこであなたの手助けとなる存在が生成AIです。生成AIは文章を書いてくれるだけではなく、自分では気付かなかった強みや価値観を発見したり、経験を整理したりするサポートもしてくれます。筆者自身も総合型選抜を受験する際、大きな大会で受賞した経験もないのにどうやって自分をアピールしたらいいだろう…と悩む時間が多くありましたが、生成AIを用いることで見落としていた自身の強みに気づくことができました。

今回は、総合型選抜に向けた自己分析で生成AIを活用するメリットと、実際の活用方法、そして利用する際の注意点について紹介します!

生成AIを用いた自己分析が有用な理由3選

理由①: 自分では見つけられない強みを把握できる

自己分析で最も難しいことの一つは、自分にとって当たり前のことを強みとして認識することです。例えば、文化祭でクラスのリーダーを担当していた、アルバイトで新人教育を任されていたといった経験は、本人にとっては取るに足らない普通のことで終わってしまいがちです。しかしそれらの経験も第三者から見れば、協調性やリーダーシップ、指導力といった大きな強みとして評価される可能性があります。

筆者の場合も、当時学校の自主学習で作成していた食品ロスの啓発動画を総合型選抜で利用する予定はありませんでしたが、生成AIを通じた対話の中で、私自身の強みとして活用できるようになりました。

生成AIは、受験生が入力した情報を客観的に分析し、そこから読み取れる受験生の能力や強みを複数提示してくれます。もちろん自分一人でも自己分析は行えますが、それを続けていると、自分の視点だけで考えたものに偏ってしまいます。しかし生成AIは第三者の立場から分析してくれるため、自分、そして周りの人でさえ思い付かなかった新たなアピールポイントを見つけられる場合があります。

理由②: 何度でも深掘り質問をしてもらえる

自己分析では、内容の深掘りを繰り返すことがとても重要です。しかし、学校の先生や塾の講師の方々は他の生徒の指導もあるため、一人の受験生に何時間も付き添って質問を繰り返すことは時間的にも困難です。また、家族や友人に何度も自己分析を手伝ってもらうことに気を遣ってしまう受験生も多いのではないでしょうか。

しかし、生成AIであれば時間や回数を気にする必要がありません。受験生が納得するまで何度でも自己分析に付き合ってくれます。また回答の内容に応じてさらに深掘りする質問も瞬時に作成してくれるため、対話を重ねるほど自己理解を深めることができるのです。

自己分析は一度考えたら終わりではなく、繰り返し考え続けることで完成度が高まります。その過程を何度でも支えてくれることは、生成AIならではの大きな強みと言えるでしょう。

理由③: 大量の情報を整理し、一貫性を見つけられる

また総合型選抜では、高校生活のさまざまな経験を一つのストーリーとしてまとめることが求められます。例えば、この経験から自分にはこのような課題があることが分かった、そしてそれを解決するべくこのような行動を起こしたといった形で話を進めていくものがあります。しかし自身の経験が多ければ多いほど、何を一番伝えるべきなのかがわからなくなってしまう状況に陥る場合があります。

一方、生成AIは部活動や探究活動、委員会活動、アルバイトなど複数の経験を一度に読み込んだうえで、それらに共通するあなたの強みや経験同士の関係性を提案することができるのです。そしてそれを通じ、受験生は自分らしさを一貫した形で言語化しやすくなります。

総合型選抜では、志望理由書や自己PR、面接で話す内容に一貫性があることがとても重要です。膨大な情報を整理し、経験同士のつながりを見つけられることは、生成AIを活用する大きなメリットの一つと言えるでしょう。

自己分析での生成AIの利用方法2選

①. 自身の強みを見つける

自己分析では、これまでに述べたように自身の経験について今一度振り返ることが求められます。もしせっかく強みになる経験を持っていたとしてもそれに気づくことができなければ、総合型選抜に活かすことはできずもったいないことになってしまいます。

そのため、まずは自分自身の経験をすべて洗い出すようにする必要があります。そのような場合に、生成AIは非常に便利な存在です。例えば以下のようにプロンプトを送信してみてください。

■自己分析用プロンプト例


【高校生活の経験】

(ここに高校生活で経験した出来事をできるだけ詳しく入力。高校1年生、2年生と各学年で経験したことや学んだこと、うまくいったこと、失敗したこと、課題に残ったことなどを累計2000文字以上は入力するようにしてください)

#目的

私は総合型選抜を受験します。以下の私の高校生活の経験を分析し、まずは経験同士の関係性や一貫性を指摘してください。その後、

・私の強み
・私の弱み
・価値観
・大学で活かせそうな能力

を具体的に提示してください。
また、それぞれについてなぜそのように考えられるのかという根拠も添えて説明してください。

# 出力フォーマット

以下の構成で出力してください。

#  経験のつながり

・受験生の経験同士の関係性や一貫性

#  分析結果

・私の強み
ー根拠となる経験
・私の弱み
ー根拠となる経験
・価値観
ー根拠となる経験
・大学で活かせそうな能力
ー根拠となる経験


このようにすることで、生成AIは入力された内容を基に、あなたの経験を客観的に分析してくれます。自分では当たり前だと思っていた経験が、実は大学側から高く評価される要素だったというケースも大いにあるのです!

②. 経験の深掘りをする

自己分析は、一度分析しただけでは終わりではありません。大切なのは、そこからさらに深掘りしていくことです。筆者の食品ロス啓発動画の例でいうと、なぜ食品ロスに対し問題意識を持ったのか、動画作成で何を解決し何が課題として残ったのかといったことをしっかりと考えてく必要があります。もしこのような深掘りをしないでおくと、面接などで聞かれた際に、自身の経験を十分に相手に伝えることができなくなってしまいます。

そうならないためにも、例えば以下のようなプロンプトを用いて自身の経験をより詳細に分析してみましょう。

■経験深掘り用プロンプト例


#自己分析データ

(ここに、自己分析用プロンプトなどを用いて行われた分析結果を入力 )

# 目的

私は総合型選抜の受験生です。 以下に提示する「自己分析データ」を深く分析し、面接や志望理由書でさらに説得力を持たせるために、私がさらに深掘りしておくべき問いや改善点をまとめて提示してください。 

# 提示してほしい内容 

以下の3つの項目に沿って、できるだけ具体的かつ客観的にフィードバックを出力してください。

 1. 【さらに深掘りすべき問い】 
「なぜそう思ったのか?」「最も苦労したことは何か?」「なぜ他の人ではなく自分がその役割を担ったのか?」など、大学側から突っ込まれそうな本質的な問いをいくつかリストアップしてください。 

2. 【自己分析としてさらに考えた方が良い点】 
現状のエピソードや分析において、論理の飛躍がある部分や、説明が不足している部分を指摘してください。

 3. 【志望理由書・面接に活かせそうなポイント】
 この自己分析データの中で、特に大学側に高く評価されそうな強みや、アピールの軸にすべき要素を教えてください。


このように生成AIとの対話を繰り返すことで、自分の経験をより深く理解できるようになります。実際の面接でも深掘り質問をされることは多いため、自己分析と面接対策を同時に進められるというメリットもあります。

生成AIを用いた自己分析で気を付けるべきこと2選

①. まずは自分自身で考えてみる

生成AIは自己分析を手伝ってくれるとても便利な存在ですが、最初から生成AIに頼り切ってしまってはいけません。自分で考えずに生成AIに委ねてしまうと、生成AIの回答を批判的に分析することができなくなり、いずれは自分で考える力を失っていってしまいます。

そのため、まずは自分一人で高校生活を振り返り、どのような経験をしてきたのか、何を頑張ったのかということを書き出してみてください。そのうえで、もう自分一人では思いつかないという段階で生成AIを利用すると、より質の高い自己分析を行うことができるようになります。

生成AIは0から自己分析を作るための道具ではなく、自分が考えた内容をさらに深めるためのツールです。まずは自分自身で考える時間をしっかり確保したうえで、生成AIを活用するようにしてください。

②. 志望理由は必ず受験者自身で決める 

生成AIは、あなたの情報を基に、「あなたには○○学部が向いています」「このような志望理由が考えられます」といった提案をしてくれることがあります。しかし、それをそのまま鵜呑みにしてはいけません。

あなた一人では思いつかなかった多彩なアイデアを、生成AIは多く提示してくれます。しかし、最終的にどの大学や学部を志望し、何を学びたいのかを決めるのは受験生であるあなた自身です。

生成AIから得た意見はあくまでも参考程度にとどめ、進路や志望学部といった自分の未来に関わる部分は、自分自身で考えるクセをつけるようにしてください。そうすることで、志望理由書を作成するときや面接で回答するときも自信を持って自分の考えを伝えられるようになるでしょう。

生成AIを活用して自己分析をより深めよう

最初にお伝えしたように、総合型選抜では何をしてきたかだけではなく、その経験から何を学んだのかを伝えることが求められます。そしてそのためには、自分自身を深く理解する自己分析が欠かせません。

生成AIは、自分では気付かなかった強みを発見したり、経験を整理したり、何度でも深掘り質問をしてくれたりするという点で、受験生にとって非常に心強い存在になります。

一方で、生成AIの分析をそのまま信じたり、自己分析そのものを丸投げにしたりすることは避けなければなりません。生成AIはあくまでも思考を整理するためのツールであり、自分自身について最も理解できるのは自分自身だからです。

生成AIを上手に活用しながら、自分の経験や強みを丁寧に言語化していきましょう。その積み重ねが、志望理由書や自己PR、さらには本番の面接においても、あなたらしさを自信を持って伝える力につながるはずです。

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